先日、キッズ大会という四年生主体の大会に参加しました。四年生にとっては、初めての対外試合ですので、ワクワクしたり緊張したりという感情の中で精いっぱいプレーしてくれました。
私たちのチームは、各カテゴリー(二学年ずつのグループ)に分かれて活動をします。この日は、四年生主体のチームが大会参加、六年生主体のチームは、ホームグラウンドにて練習でした。四年生の試合会場は、ホームグラウンドから車で一時間ほどかかる場所にありましたが、練習を終えた六年生数名が応援に来てくれました。理由は、「いつも応援にきてもらっているから」でした。確かに、六年生の大きな大会を下級生が応援に行くことはありますので、当たり前のことかも知れませんが、なかなかできることではありません。自分の予定があったり、家族とのよていがあったり、またはそちらを優先しがちですが、後輩たちの応援に時間を使うことを選択した彼らの姿に感動しました。その裏では、もちろん保護者の方が車で送ってくれているということも忘れてはなりません。
また同日、四年生主体のチームは現地で解散しました。試合で使ったヘルメット等の道具類はコーチが運転する車に載せて、ホームグラウンドまで持ち帰りました。道具を載せた車がホームグラウンドに到着すると、現地解散したはずのある一人の選手が先にグラウンドについていました。理由は、「自分たちが使った道具は最後まで片づけるのは当然だから」というものでした。こちらも当たり前かもしれませんが、このような行動をとれる選手も稀有な存在です。こちらも保護者の方のサポートが大きいと感じます。
何れの行動も「自分のことだけを考えた」行動ではないということ、「他人のために」という気持ちが伴ったものです。このような事が経験できる事、学べる事がスポーツをやる意味であり、団体競技をする大きな利点だと思います。
何より、このような行動を取れる選手が在籍する私たちのチームの未来は明るいと感じた一日でした。