SPORTSから得られるもの

スポーツをする意味は何でしょうか?

スポーツの語源を調べると、義務的な活動を離れた「気晴らし・休養・遊び」などを意味した言葉であることが分かりました。

子どもたちのスポーツを見ていても、「楽しいから」「やってみたいから」と自発的な動機で始めることがほとんどです。

保護者として、子どもがスポーツをするにあたり求めること、身に着けてほしいことは何でしょうか?

「健康になること」「精神的に強くなること」「集中して取り組むこと」「粘り強く取り組むこと」このような事が代表的であると思います。

私たちは、「自分で考えて行動する」事を最も身に着けてほしい事だと捉えて、日々指導にあたっています。特に幼少期は、数多くの「失敗」を経験することで、「挑戦する心」「反骨心」「乗り越える力」が身に着く、つまりは「精神的に強くなる」ということが身に着くと思います。

しかし、私たち大人は「勝つ」という事が気持ちよいので、そこに重点を置き、そこを目指しがちです。勝つことによって得られるものもありますが。そこを第一に考えることで起こる弊害は数知れません。元々の語源からはかけ離れていくと思います。

子どもたちの力を信じて、グッと我慢することが指導者には求められます。アラボーイズでは、子どもたちだけのミーティングの時間を多く作ります。朝の目標決め、ゲームが終わった後、などにその時間を設けます。これは、ラグビー元日本代表キャプテンの菊谷さんに選手たちがラグビーを教えていただいた際に、ラグビーの指導では、選手間のミーティングを多用することを学び、取り入れました。

何より、大人になって社会に出たときは、リーダーシップを発揮できたり、自分の意見を言えたりすることが大切です。

社会に出たとき、どうなるかな、という視点をもち子どもたちと接していきたいと思います。