ドミニカ共和国で見た衝撃的な光景
2015年夏、カリブ海に浮かぶ島国ドミニカ共和国で見た光景は衝撃的でした。
それは、中学生くらいの子どもが野球をしている街中にある何気ないグラウンドでの一コマでした。
ショートを守っている選手が、三遊間に飛んできたゴロを捌いた瞬間、
「柔らかい」「上手い」「美しい」「強い」
私の頭の中に、このような感情が一気に広がりました。
日本の野球の良さはあります。しかし、これが世界なのかと思いました。
逞しさと発想力が溢れるドミニカの生活環境
ドミニカ共和国は、発展途上国で貧富の差も激しいです。
都市部では豊かな生活をしている方々がいる一方で、お風呂やトイレが家にない、
子どもが物乞いをしている姿もたくさん見ました。
その中でも、子どもたちは、逞しく、前向きに生きているように感じました。
例えば、遊んでいて喉が渇いたとします。
すると、マンゴーの木に登り、実を取ってその場で食べます。
遊ぶおもちゃがなければ、落ちているビニール、紐、木を使って凧を作ります。
お風呂がなければ、雨水を溜めておいて、暖かい昼間に水浴びをします。
そのような具合に、彼らの暮らしの中には、発想力と、生きる力が溢れていました。
和歌山から世界で活躍する人材を輩出したい
このような環境で育ったドミニカの野球選手と、日本で育った選手が同じ土俵で戦った時、
太刀打ちできるだろうかと思ったことが、私の現在につながっております。
幼少期は、すべて与えられるのではなく、自分で考え、いろいろ失敗しながら、
身体の使い方や、柔軟な考え方を身につけていくことこそが重要だと強く感じております。
日本人の、器用さ、粘り強さを基本に、アメリカやドミニカ共和国の良さ、逞しさを併せて、
この和歌山から世界で活躍する人材を輩出したい、そのような思いでございます。
筒香裕史
